2011年07月31日

理想のカタチ

最近、ある介護施設の「就業規則(しゅうぎょうきそく)」づくりをお手伝いしています。




※就業規則を知らない方のために……
 簡単に言うと、会社(使用者)と労働者との間のルールブックです。
 使用者が制定する労働条件の画一化・明確化のため、就業時間・賃金・退職・職場規律等について労働基準法において定められた規則のことをいいます。


本題に戻ります。

つくるに当たって社長さんと何度も話し合ったのは、次の二点です。

・経営者の想いがしっかりと表現されているか

・従業員が「安心して働ける」「ヤル気を向上させる」内容になっているか





もちろん、これ以外にも

・法律等を守っているか(違反していないか)

・「会社を守る」「会社が損をしない」企業防衛型就業規則になっているか

という観点ももちろん大切です。

経営者の皆さんと話をしていてつくづく感じるのは、従業員さんのことを「大切に想っている」んだなということ。

やはり、“企業は人なり”ですね。


さて、就業規則ができあがったら、労働基準監督所に届け出なければなりません。

でもその前に、「労働者の代表の意見を聴く」という作業が必要になります。。

一般的には、代表になる人を選出して、その人に意見書を書いてもらって終わりです。




でも今回は(も)、仕事が終わった後の時間を利用して従業員さんへの説明会を行いました。

あまり時間をかけることができないので、要点をかいつまんでの説明です。

出席した皆さんは、ウンウンと頷きながら聴いてくださいました。





ただし、全員が揃ったわけではないので、欠席した従業員さんもいらっしゃいます。

そこで、残りの方について、社長さんが時間をつくって一人ひとり説明をしています

多くの会社は、欠席者への対応まで手が回らないのが実情です。



就業規則をつくったあと、それを血の通ったものにするためには、一人ひとりを大切にする「この姿勢」が必要だと思いました。

経営者の方と二人三脚で、多くの時間と沢山の手間をかけてつくり上げた大切なものです。

従業員を大切に思う気持ちがあるからこそ、こういう行動につながっていくのだと感じます。



武田信玄の名言:人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり
  


Posted by SRコナガヤ at 23:28Comments(0)就業規則