2016年06月17日
6月のトピックス
◆ 最低賃金引き上げ 労使代表の審議始まる(2016/06/15)
今年度の最低賃金の引き上げについて労使の代表が話し合う厚生労働省の審議会が始まり、政府が、将来の最低賃金を時給1000円とする目標を掲げるなか、経営者側が大幅な引き上げを認めるかが焦点となります。
◆ 社会保険適用拡大 専用ホームページ開設 厚生労働省(2016/06/14)
厚生労働省は、平成28年6月14日、10月から始まる厚生年金保険・健康保険の適用拡大についての専用ページを開設しました。
(適用拡大とは)
現在は、週30時間以上働く方などが厚生年金保険・健康保険の加入の対象です。平成28年10月からは、従業員501人以上の企業で、週20時間以上働くなど一定の要件を満たす短時間労働者の方々にも対象が広がります。
ページ内では社会保険加入のメリットなどについて説明するほか、短時間労働者の方向けのわかりやすいチラシも公開しています。
厚生労働省ホームページ
(平成28年10月から厚生年金保険・健康保険の加入対象が広がります!(社会保険の適用拡大))
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/2810tekiyoukakudai/
◆労働相談100万件超「いじめ・嫌がらせ」がトップ 2016/06/10
厚生労働省が「平成27年度個別労働紛争解決制度の施行状況」を公表しました。
平成27年度は、前年度と比べ、総合労働相談の件数が微増、助言・指導申出、あっせん申請の件数が減少しました。ただし、総合労働相談の件数は8年連続で100万件を超え、高止まりしている結果となっています。
◆ 「求人票内容が労働条件と違う」3900件 2015年度 2016/06/09
厚生労働省は6月8日、2015年度中に全国のハローワークに出された求人票の賃金や就業時間などに関する記載内容と実際の労働条件が違うケースが計3926件あったと発表しました。求職者からの求人票の記載内容に関する苦情や相談件数の
合計は1万937件で、前年から11%減少しています。
◆ 企業の来春採用の面接スタート 2016/06/02
2017年春に卒業予定の大学生らに対する企業の採用面接が6月1日に解禁されました。
経団連が定める解禁日は昨年は8月1日でしたが、就職活動の長期化などを招き、今年は2か月前倒しされました。企業の採用意欲は高く、学生側が有利となる売り手市場が見込まれるようです。
◆ 障害者の就職、6年連続最多を更新 15年度は9万人 2016/05/30
厚生労働省は5月27日、2015年度に全国のハローワークを通じて就職した障害者は9万191人(前年度比6.6%増)で、6年連続で過去最高になったと発表しました。内訳は精神障害者が3万8396人(同11.2%増)、身体障害者が2万8003人(同0.6%減)、知的障害者が1万9958人(同6.6%増)、発達障害者などは3834人(同21.1%増)でした。
◆ セクハラ指針にLGBT対象を明文化 厚生労働省 2016/05/27
厚生労働省が25日に開催した第172回労働政策審議会雇用均等分科会で、「事業主が職場における性的言動に起因する問題に関して雇用管理上講ずべき措置についての指針(セクハラ指針)」の改正案が示されました。この指針は、企業に対して、就業規則にセクハラへの対策を規定したり、相談窓口を設置したりすることを義務づけています。今回、「被害を受けた者の性的指向又は性自認にかかわらず、当該者に対する職場におけるセクシュアルハラスメントも、本指針の対象となる」ことを新たに明記する方針です。
◆ 確定拠出年金、主婦・公務員に拡大 改正法が成立 2016/05/26
掛け金の運用結果で受け取る額が変わる年金の加入対象を広げる改正確定拠出年金法が5月24日の衆院本会議で可決、成立しました。これまでは自営業者や企業独自の年金がない会社員ら約4000万人に限られていましたが、主婦や公務員らにも広げ約6700万人が対象となりました。